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恥ずかし悔しい外国人記者失笑/ビバW杯

 日本戦以外の取材を担当している。日本-クロアチア戦の日は、ブラジル-オーストラリア戦の会場にいた。試合前、記者室で日本戦の中継を見た。日本選手がミスをするたび、外国人記者から失笑が漏れる。日本人がほとんどいない現場だから、本音に近い反応が間近で感じ取れる。恥ずかしさとともに、悔しさがわき上がってきた。

 試合後、オーストラリア人記者に言われた。「日本も後半は良かったじゃないか。これで突破の可能性が残ったね」。皮肉かと思ったが、慰めのつもりで言っているようだった。「そっちは、ブラジルに勝てば今日、突破が決まるじゃないか」というと、皮肉っぽく取られてしまった。

 日本がオーストラリアに負けた翌日は、ブラジル-クロアチア戦に行った。スタジアムへの道にあふれる両国サポーターからの視線は、哀れみのように感じられた。単なる被害者意識なのかもしれないが…。

 W杯では、出場していない国からの報道陣も多い。人気カードの取材申請から漏れた記者は、キャンセル待ちに回される。繰り上げの優先順位は当事国、同組の国、決勝トーナメント1回戦で当たる国、その他の順。出場していない国の記者は「その他」扱い。その寂しそうな顔を見ると、負けても日本は出場できているんだから…と、自分を納得させてしまう。

 日本-ブラジル戦の22日は、クロアチア-オーストラリア戦に行く。日本の逆転突破には「裏カード」の結果もカギを握る。試合後、両国の記者とどんな話ができるか、今は想像を膨らませている。【佐々木一郎】

[2006年6月21日8時32分 紙面から]


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