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ジーコ監督、若い頃から下半身鍛えろ!

退任会見を終えたジーコ監督は、自ら運転する車でサッカー協会を後にした
退任会見を終えたジーコ監督は、自ら運転する車でサッカー協会を後にした

 高さ、体の強さに屈した-。日本代表のジーコ監督(53)が26日、東京・本郷のJFAハウスで退任会見を行った。惨敗したW杯を振り返り「高い相手に、勝ち点3のかかった真剣勝負では持ちこたえられなかった」とコメント。高さ対策を行ってきたが1試合を通して通用しなかったことを認めた。また、10年南アフリカ大会へ向け、腰回りを中心に下半身を鍛えること、さらに若年層から徹底的にフィジカルを強くしていくことを提言した。

 W杯3戦を通じてジーコ監督が痛感したのは、日本と相手との体格の違いだった。退任会見では、体格に関する話題を中心にW杯を総括。上背もそうだが、腰回りを中心とした下半身の強さが日本に足りなかったと指摘した。

 1点を先制したオーストラリアとの初戦では、後半に入って日本の最終ラインへ徹底してボールを放り込まれた。日本の弱点である「高さ」と体力差を徹底的に突かれた。

 ジーコ監督「高い相手に、勝ち点3のかかった真剣勝負では持ちこたえられなかった。試合後に宮本ととも話したが、これまでとはまったく違うところ、ふくらはぎが疲れたと言っていた。相手のバランスを崩すためジャンプを異常な回数繰り返して負担がかかったのだろう」。

 オーストラリアのシンプルな戦術に、日本は耐えきれなかった。それが、初めてW杯で指揮をとったジーコ監督には想定外の出来事だった。

 ジーコ監督「(体格差を埋めるため)4年間を通じてベースづくりをしてきたがうまくいかなかった。ノウハウを持ち込んだが、できなかった。それが残念だ」。

 体格、体力で勝てないため、練習では空中戦で相手をフリーにさせない体の寄せ、リスタートを与えない自陣での不用意な反則の撲滅を徹底してきたが、現実は厳しかった。

 ジーコ監督は打てる手を打った上での完敗を認め、今後の日本サッカーへアドバイスを送った。それは「若いころから体を鍛えること」だった。ブラジル代表のロナウジーニョ、カカらの名前を出し「最初は細かった。ベースを鍛えることで体つきが変わった」という。ロナウジーニョは10代でプロ契約後、所属クラブの徹底した食事療法などで体を大きくした。クラブレベル、代表レベルの選手強化では、日本はまだまだ後進国。体の強いサッカー強豪国からノウハウを学び、若年層から徹底的に体を鍛えていくよう忠告した。

 ジーコ監督「芸術的なサッカーで勝つ方がいいが、これから体格差で踏みつぶされる。そうならないように祈っている」。

 日本の良さであるアジリティー(俊敏性)を生かすには、まず体の強さを身につけさせることを力説。4年間の指導経験を踏まえ、たどりついた結論は、きわめて現実的な基礎体力の強化だった。

[2006年6月27日12時23分 紙面から]


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