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オシム日本代表監督決定!W杯後にも誕生

日本協会との交渉を終え引き揚げるオシム監督(撮影・野上伸悟)
日本協会との交渉を終え引き揚げるオシム監督(撮影・野上伸悟)

 オシムジャパン誕生が決定的になった。J1千葉のイビチャ・オシム監督(65)、淀川隆博社長(55)、日本協会の田嶋幸三技術委員長(48)が7月1日、岐阜県飛騨市内で会談を行った。席上、オシム監督が代表監督就任への意欲を示し、クラブとの契約が満了する来年1月末まで代表監督就任を拒否してきた淀川社長も譲歩。サポーターや株主への説明手順を踏むことを条件に、次期代表監督就任へ大筋で合意した。9日のW杯閉幕後にも契約をすることになりそうだ。

 オシム監督の日本代表監督就任への熱意が、日本サッカー協会と千葉のわだかまりを解いた。3者会談は午後9時から約1時間45分にも及んだ。会談を終えた淀川社長は「本人の就任したいという意思は強い。この方向性が覆る可能性は少ない。監督の意思が明確になった以上、1週間や10日でつめていかないといけない」と前向きに話した。

 会談後、オシム監督は報道陣に無言を貫いた。だが、協議の中では代表監督専任への意欲を見せたという。「オシムさんは『(千葉との契約が)1月で終わり、代表からオファーを受けているのなら、千葉にとっても代表にとっても早く切り替えた方がいい』と言っていた」と淀川社長は打ち明けた。

 千葉はオシム監督との契約が満了する1月末まで代表監督就任要請を固辞する方針だった。6月24日のW杯総括会見で川淵キャプテンが後任監督候補として「オシム氏」の名前を漏らした上、独自交渉していたことに強い不信感を抱いていた。しかし、この日の会談でオシム監督の意思をあらためて確認、方針を変更せざるを得なくなった。

 ただ代表監督就任へ1つだけ条件を付けた。監督を契約途中で代表監督に受け渡すことに不信感を抱いているサポーターやスポンサーへの対応だ。淀川社長は「そういった方々への(説明の)手順が大切。誠意を持って報告したい」と明言。田嶋技術委員長も「協会として千葉さんの問題解決へ最大限協力したい」と強調した。

 この日の会談で3者の方向性が一本化され、オシムジャパン発足への障害はなくなった。田嶋技術委員長も千葉の立場を考慮しながらも「今後、前向きに契約を進めていきたいと思う。オシム監督就任へ見通しが立った? そう思っていただいて結構です」と自信をあらわにした。

 日本協会は、千葉の岐阜・飛騨市内での合宿(6日まで)が終了し、再渡欧する田嶋技術委員長がW杯視察から帰国(11日予定)してから、オシム監督に細部にわたる条件を提示し、最終交渉に入る意向。順調にいけば21日の日本協会理事会でオシム新監督が誕生することになりそうだ。【菅家大輔】

[2006年7月2日9時17分 紙面から]


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