2006年01月 2日
雪の季節に桜が満開:池田奈月
皆さん、明けましておめでとうございます。初もうでには、もういらっしゃいましたか? 私はキッチリ「ドイツW杯で日本代表が活躍しますように。願わくば優勝を!」と?ってきましたよ♪ と同時に、実はもう1つお祈りしたことがあるんです。それは「雪の季節に桜が咲きますように・・・」
05年度のリーグ戦をG大阪が制したのは記憶に新しいところですが、あのころG大阪を応援するか、競っているC大阪に声援を送るか、関西人として頭を悩ませた人は私の周りに何人もいたんですよ。もちろん私も。だからこそ今季の天皇杯ではC大阪に“関西代表”として優勝してほしかったという思いが今も残ります。
昨年12月29日、静岡スタジアムで行われた天皇杯準決勝。C大阪はここまで(引き分けをはさみ)20連勝していただけに、今季2分け2敗と相性の悪い清水が相手でも、C大阪が優位と予想するのは無謀でなかったはず。それでも、この日のイレブンへかけられた重圧は予想以上のものだったかもしれません。
序盤から清水の堅守に阻まれ、逸機。クラブ史上初の4戦連発が期待されたFW古橋も不発で、結局相手の8本を上回る19本のシュートを放ちながら無得点に終わりました。セットプレーが連続するも得点につながらないわ、ロスタイムに入ってすぐのFW西沢のボレ??シュートも決まらないわで、ため息の連続。清水にゴール前を固められ、大苦戦。そして延長戦でスポットライトのような日差しが照らし出したのは、清水DF森岡からパスを受けた清水FWチョ・ジェジンの鮮やかなゴールでした。最後は酒本のシュートがゴール右上を越えていき、C大阪の、そして関西勢の今シーズンは幕を閉じたのです。
生まれ故郷の相手チームから、厳しいマークに遭ったFW西沢は試合後「今日は話すことはない」。森島キャプテンも「タイトルは難しかった。最後の最後のところで、難しくて…。結果が出ませんでした」。
94、01、03年度と天皇杯は過去3度、決勝まで進みながら優勝を逃す不運。今季リーグ最終節(3日、東京戦)も試合時間残り1秒で同点ゴールを浴び、V逸の悲劇。タイトルへの思いは、実を結びませんでした。これが重圧なのでしょうか。それでも「来年(06年)は(タイトルを)取れるように、頑張りたい」(森島)。今季はたくましさを身につけたシーズンでした。
「菊の季節に桜が満開」が“ダービー”の出自である競馬の名実況ならば、サッカーは「雪の季節に桜が満開」。次に雪の降る季節が巡ってきた時“桜=セレッソ”が大きく花開くことを今から期待しています☆
- 池田奈月(いけだなつき/フリーアナウンサー)
- 10月1日生まれ。聖心女子大学文学部卒業。学生時代、友人に誘われ国立競技場へ国際試合を観に行くなどしてサッカーへの興味が芽生える。卒業後は(株)ラジオ関西にアナウンサーとして勤務。在職時にはヴィッセル神戸の担当取材も。現在フリーアナウンサー。長居スタジアム、万博記念競技場、神戸ウィングスタジアムへ定期的に足を運ぶ。現在、『金村義明の健康でいてまえ!』(ラジオ大阪1314Khz、毎週土曜14:00?)『奈月のHARBOR CAFE』(ラジオ関西558Khz、毎週水、木曜9:00~13:00)、『ニュース on ステージ』(奈良テレビ、毎週土曜21:00~22:00)に出演中。


