2006年06月27日
今大会最も暑く速攻見られず
<決勝トーナメント1回戦:イングランド1-0エクアドル>◇25日◇シュツットガルト
イングランドの新布陣は守備の修正のためにはいいが、攻撃の形はなかなかできなかった。1トップにしたが、ルーニーは長身のクラウチと違ってターゲット(ハイボールなどの目標)になれない。このシステムの最前線を張るのは厳しいと思う。ただ、ルーニーの動き自体は切れていた。骨折も癒え、状態はどんどん良くなっている。
そのルーニーの1トップをサポートするためにジェラードとランパードの位置を上げた。不安になる中盤の底にはキャリックを入れてケアをさせた。だが、今大会で一番暑かったのではないかと思われる日で、午後5時開始でも厳しいコンディションだった。運動量が上がらないため、早いパス回しからのスピーディーな攻撃はできなかった。
ただ、これだけのMFが2人そろっているのはイングランドの強みだ。ミドルシュートの高い精度は、これから勝ち抜くためのカギと言えるかもしれない。(日刊スポーツ評論家)
- 井原正巳(いはら・まさみ)
- 1967年(昭42)9月18日、滋賀県水口町生まれ。貴生川スポーツ少年団−水口中−守山高を経て筑波大入学。3年生だった88年に日本代表入りする。90年に日産自動車入社。以来、99年まで「ミスター・マリノス」と呼ばれ、横浜の一員として活躍。00年磐田を経て、浦和に移籍した。日本最多の123試合の国際Aマッチに出場した歴史的リベロ。98年フランスW杯出場。


