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沢登正朗コラム

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2006年06月25日

勢いのスペインvs経験のフランス

 決勝トーナメント1回戦でスペイン-フランス戦の好カードが実現した。スペインの攻撃を支えるのはMFシャビだ。中盤でタメをつくり、前線に好パスを供給する。よく動くから、相手につかまりにくい。サウジアラビア戦は「調整試合」で先発から外れたが、その影響で攻撃が淡泊になった。

 フランスはボランチのマケレレとビエラが、その起点をつぶしにくるはず。ここの攻防が鍵を握る。シャビがマケレレ1人に抑えられると、スペインは厳しい。ビエラの攻撃参加を許してしまう。逆にシャビが自由に動けると、FW陣が好調なだけに有利だ。

 もう1つの見どころは、FW対決だろう。フランスのアンリ、トレゼゲの2トップは相手にとって脅威だが、本調子ではない。スペインのフェルナンド・トーレス、ビジャの方が状態がよく、決定力を感じる。チーム全体でも、勢いのスペイン、経験のフランスという構図になる。フランスMFジダンの出来次第で状況は変わるが、現時点では選手層の厚いスペインに分がありそうだ。(日刊スポーツ評論家)

沢登正朗(さわのぼり・まさあき)
 1970年(昭45)1月12日、静岡県富士宮市生まれ。上野小1年でサッカーを始める。東海大一(現・東海大翔洋)に進み全国高校選手権では86年優勝、87年準優勝。東海大では1年からレギュラー。87年にユース代表入りし、88年のアジア選手権と92年バルセロナ五輪予選で主将を務める。92年に清水入団。Jリーグ開幕の93年新人王、99年ベストイレブン。日本代表入りは93年で、94年の米国W杯予選と広島アジア大会、00年アジア杯に出場した。国際Aマッチ16試合出場3得点。

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