2006年05月14日
ラッキーボーイの出現待つしか…
<国際親善試合・キリン杯:日本0-0スコットランド>◇13日◇埼玉スタジアム
3点差以上で勝てばキリン杯に優勝できるという意気込みを感じなかったのは残念だった。少しでもチャンスがある限り、それに向かってチャレンジしてほしかった。惜しいシュートはあったが「惜しい」ということはゴールが入らないと同じ。泥臭くてもいいから結果を出すのがプロだ。
引いて守る相手に対しては、相変わらず崩すことができない。日本の歴史的な課題だな。中盤でいくらボールを回せても仕方ない。相手ゴールエリア近くで、リスク覚悟でファウルをもらうプレーもなかった。ドリブル突破を図る、積極的に突っ掛ける、個人プレーで打開を図る選手もいなかった。今回のメンバーでW杯、世界で通用するのは小野だけというのは寂しい気がする。
久保はコンディションが悪すぎた。ボールを追えないし、プレッシャーもかけられない。柳沢の状態も分からない。使い続けた玉田は得点できない。あと1カ月でよほど選手のコンディションを上げない限り、W杯を勝ち抜くことはできない。得点できる可能性が低い日本は相手を0点に抑えることが絶対条件になるが、0-0の引き分けだけでは突破は無理。ラッキーボーイが出てくることを期待するしかない。(日刊スポーツ評論家)
- セルジオ越後(えちご)
- 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。


