クロアチア代表始動!まず批判との戦い
日本代表と1次リーグF組に所属するクロアチア代表が、きょう18日、首都ザグレブで始動する。ブラジル生まれのFWドゥドゥ(23=ディナモ・ザグレブ)を代表から外したことに対する批判を抱えたまま、W杯への準備期間に突入する。ザグレブではフィットネステスト(体調面のチェック)を行い、20日から隣国スロベニアのチャテジュで本格的なトレーニングを開始する。
クラニチャール監督に対する批判が続く中で、クロアチア代表が始動する。ブラジル生まれでクロアチア国籍を取得したドゥドゥが外れたことに対して、ファンやメディア、評論家などが疑問の声を向ける。ドゥドゥは、リーグ戦で好調だった同じDザグレブのボスニャクに押し出されるようにして、落選の憂き目にあった。批判の声の多くは、ブラジル代表の夢を捨ててまでクロアチア代表を選んだことに好感を抱いていた国民による「同情」から生まれている。
千葉オシム監督は、クロアチアメディアの取材に対し、「じゃあ、ドゥドゥが選ばれてボスニャクが選ばれなかったらどうなっていたんだ? 世間は、ボスニャクはなぜ選ばれなかったんだって言うに決まっているだろう」とコメント。自らも90年W杯で、民族のるつぼだったユーゴスラビアで代表メンバー選出という極めて難しい局面を経験しているだけに、世論を気にする必要はないということを強調した。
1日早く17日に始動した日本代表のジーコ監督に関しては、久保を外して巻が選ばれたことに対して、今のところ大きな批判の声は出ていない。むしろ、好調で体調のいい選手を選んだ結論を支持するポジティブな声が聞かれる。一方でクロアチアは、批判の声が残る中でスタートを切る。クロアチア国民が一丸となって、代表チームの愛称であるバトレニ(炎)のように燃え上がるのは、もう少し先のことになりそうだ。
[2006年5月18日8時36分 紙面から]
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