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ブラジル突破、豪に2-0/F組

<1次リーグ:ブラジル2-0オーストラリア>◇18日◇F組◇ミュンヘン

 6度目の優勝を狙うブラジルがまずは第1関門を突破した。後半4分にFWアドリアーノ(24)が先制、同44分にFWフレッジ(22)がダメ押しゴールを決め、オーストラリアに2-0で勝った。不振論の続くFWロナウド(29)が今大会初アシストをマークした。2連勝で勝ち点を6とし、F組2位以内が確定した。7大会連続でリーグ最終戦を待たずに決勝トーナメント進出を決めた。

 勝てば決勝トーナメント進出が決まる一戦に、ブラジルのパレイラ監督はクロアチア戦の名誉挽回(ばんかい)とばかりに先発を固定して挑んだ。初戦はロナウド、アドリアーノが精彩を欠き、MFロナウジーニョが徹底マークに遭う中、MFカカが決勝のミドルを決めた。オーストラリア戦も開始3分、不調のロナウドに代わりカカがオープニングシュートを放った。

 ロナウドは現在、ペレと並ぶW杯通算12得点。今大会3点を奪うとミュラーの14点を抜いて単独トップに立つ。しかし、13日の初戦は動きが重く、シュート1本を放って途中交代。翌14日にはめまいと頭痛を訴え、検査を受けた。不振続きにパレイラ監督がオーストラリア戦で不調ならFWロビーニョを使うと「最後通告」をしたほど。「次は良い試合をして取り返す」。そんなロナウドの意気込みは空回りし続けた。

 前半28分のシュートはDFにブロックされ、3分後にはオフサイドの笛が鳴った直後にシュートを放ち、得点する前に今大会1枚目のイエローカードを手にした。同37分の決定機には何と空振り。リズムに乗れないエースに歩調を合わせ、カナリア軍団は前半を無得点で終えた。

 だが、苦しい流れを「背番号9」が自ら変えてみせた。後半4分、ゴール左前で3人のマークを引きつけたロナウドが中央へ横パス。16日に長男が誕生したばかりのアドリアーノの先制点をアシストした。2トップを組む相棒を仲間と一緒に揺りかごダンスで祝福した。同27分にFWロビーニョと交代してお役御免となった。同44分にはフレッジがダメ押しゴールを決めた。2連勝で、F組の2位以内が確定。7大会連続で最終戦を待たずに、1次リーグ突破を決めた。エースはまだ本調子でないが、6度目の優勝に向けて王者のエンジンがかかり始めた。

[2006年6月19日9時41分 紙面から]


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