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国内最終合宿、柳沢先発取りへ全開合流だ

サポーターにサインする柳沢の背後から内田篤が近づき「生卵攻撃」
サポーターにサインする柳沢の背後から内田篤が近づき「生卵攻撃」

 右足骨折で戦列を離れていたW杯日本代表FW柳沢敦(28=鹿島)が、レギュラー奪取へ向けて「全開合流」する。同代表は17日から福島県内で国内最終合宿をスタート。柳沢は実戦経験のない約1カ月間の遅れを取り戻すため、18日の練習初日からのフルメニュー参加を目指す。リハビリ期間中の状況を記録したデータを持参し、ジーコ監督に提出する予定。復活をアピールし、先発の座を射止める戦いに乗り出す。

 ジーコジャパンの一員となる前に、やるべき事はすべて終えた。代表合流を翌日に控えた16日、柳沢は鹿島の全体練習に完全合流。ミニゲームで激しく体をぶつけ合い、思い切り右足を振り抜いた。3月25日の千葉戦(フクアリ)で負傷し「右第5中足骨(ちゅうそっこつ)骨折で全治2カ月」と診断されてから53日目。「(患部について)もう話すこともないでしょう」と笑顔で調整を切り上げた。

 鹿島の練習に部分合流し始めたのが、今月に入ってから。今年は1度も代表戦のピッチに立っていない。ジーコ監督や同僚の信頼を取り戻すためにも、合宿初日からスムーズに合流する必要がある。柳沢は「これまでやってきたことをリポートにまとめて読んでもらう」。鹿島と代表の両チームで理学療法士を務めるリカルド氏が、約1カ月の全リハビリメニューを記録。ジーコ監督に提出し、合宿序盤に予定されているフィジカル練習への合流を認めてもらうつもりだ。

 巻や玉田が注目を浴びても、国際Aマッチ通算55試合17得点の実績は揺るがない。「監督は僕のプレーをよく知っているし、ごまかしはきかない」と気を引き締める。6月12日の1次リーグ初戦(カイザースラウテルン)で対戦するオーストラリアとは相性がいい。ユース時代を含めると過去3戦全勝で2得点。「重要な試合になることは間違いない」。先発奪取のサバイバルへ、柳沢が本格参戦する。【山下健二郎】

[2006年5月17日8時27分 紙面から]


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