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大黒決意の“シルバーメッシュ”で出発

髪に銀のメッシュを入れてドイツへ向かう大黒(撮影・中村誠慈)
髪に銀のメッシュを入れてドイツへ向かう大黒(撮影・中村誠慈)

 決意の「シルバーメッシュ」で日本の切り札が世界の表舞台へ飛び出す。6月9日開幕のW杯に出場する日本代表が26日、決戦の地へ向けて出発。日本時間27日未明にドイツ・フランクフルトに到着した。FW大黒将志(26=グルノーブル)は、頭髪に銀色のメッシュを入れて登場。本大会では異彩を放つヘアスタイルでゴールを決める。その存在を世界に強烈にアピールすることで、現在のフランス2部リーグから、欧州ビッグクラブへの飛躍を狙う。

 銀色の光が、視線を独り占めした。ファンと報道陣の前に現れた大黒は、照れたように笑った。「適当にやってもらいました。いい感じ。これでいきますわ」。オフの前日にMF稲本行き付けのサロンで染めた髪は、銀一色ではない。むしろ往年の名馬、オグリキャップのあし毛を思わせる。所々に銀色が光る。見る角度により色が変わる。スピードと多彩な動きで得点を重ねる、大黒のイメージにぴったりだった。

 ドイツでゴールラッシュを。イメチェンは決意の表れだ。W杯には世界中のスカウトが集まる。銀髪で目を引いての得点は、トップクラブへの強いアピールになる。すでに海外移籍を果たした大黒だが、現状に満足してはいない。グルノーブル入団会見では「ドログバのようになりたい」。当時フランス2部だったルマンでデビューし、チェルシーのエースに成長したコートジボワール代表FWに、自分の姿を重ね合わせた。

 髪色でのアピールは、成功例も多い。過去2大会では、海外移籍を熱望する日本代表選手が、好プレーをヘアスタイルで際立たせ、欧州クラブのオファーを勝ち取ってきた。98年フランス大会では、MF中田英がキラーパスと鮮やかな金髪で目を引き、大会後にペルージャへの移籍が決まった。02年日韓大会では、MF戸田が真っ赤なモヒカンヘアを披露。守備的な役回りながら誰よりも目立ち、半年後にロンドンの名門トットナム移籍を果たした。

 偉大な先輩の後押しも受けた。大黒は今月15日に帰国するとすぐに大阪・豊中市の日本協会の釜本副会長の自宅を訪れた。「サッカー界で一番の人」とあこがれるメキシコ五輪得点王と食事をともにし、アドバイスを仰いだ。やるべきことは、すべてやった。シルバーウルフ大黒が、ドイツのピッチでスターダムに駆け上がる。【塩畑大輔】

[2006年5月27日9時6分 紙面から]


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