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日本守備の課題浮き彫り/親善試合

前半終了間際、フリーでヘディングシュートを許す日本の守備陣
前半終了間際、フリーでヘディングシュートを許す日本の守備陣

<親善試合:日本1-0マルタ>◇4日◇ドイツ・デュッセルドルフ

 ピンチの数が少なかった分、守備での課題が浮き彫りになった。セットプレーとカウンターへの対処。DF宮本主将は「ピンチのない試合はないけど、ドイツ戦の後で少し難しかった。もう少しいい試合ができたら良かったが…。不本意だった」と疲れ切った表情で振り返った。

 前半終了間際、立て続けに3本のシュートを浴びた。幸運にもGK川口の正面に飛び、ポストにも助けられた。少しでもずれていれば1点もの。これがオーストラリア、クロアチア、ましてブラジルが相手だったら確実にやられていた。特に2本目のCKからのシーンは、完全フリーからのヘディングシュート。2-0から追いつかれた5月30日のドイツ戦の反省が生かされていなかった。

 後半に入ってもなかなか修正が利かない。8分にはワンツーから左サイドを破られ、ゴール前のFWスケンブリにボールを通された。3人掛かりで止めたものの、かなり危ないシーン。続く11分にも右CKからDFディメクのヘディングシュートを許した。

 ハーフタイムにジーコ監督は「全員が集中してやろう」とゲキを飛ばし、戦術面をもう1度確認した。だが攻め続けながら得点できないことで悪循環に陥り、カウンターを浴びるとマークが後手後手になった。宮本は「こっち(ドイツ)に入って1週間練習をこなした疲労があった」と苦戦の原因を分析。「(チームの)方向性は悪くない。(これから)調子を上げたい。1つ1つのプレーの精度を上げたい」と懸命に前を向いた。

 今後は、たまった疲労を取りながら守備の修正もしなければならない。初戦のオーストラリア戦までわずか1週間。ジーコジャパンは大きな課題を残したまま、W杯で最も大事な試合に臨むことになった。

[2006年6月5日8時9分 紙面から]


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