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高原エースの逆襲宣言「決めてやる」

シュート練習で強烈なミドルを放つFW高原(撮影・宇治久裕)
シュート練習で強烈なミドルを放つFW高原(撮影・宇治久裕)

 FW高原直泰(26=ハンブルガーSV)が決勝トーナメント逆転進出へゴール奪取を誓った。「ゴールを取るポジションに入ってきたら、自分で決めてやるという気持ちでやる」。1次リーグ敗退の危機にエースの逆襲宣言が出た。

 はい上がるにはゴールしかない。ブラジルを相手に最低2点が絶対条件だ。ジーコ監督も明確にノルマを出した。「FWに点を取って欲しい」。20日は戦術確認もなく約80分のシュート練習だけ。2得点した5月30日のドイツ戦で高原は右ヒザを痛め、クロアチア戦前までは控えてきたシュート練習を、この日は黙々とこなした。

 ボン合宿最多1950人の観客は、シュートが枠を外れるとヤジやブーイングを浴びせた。「今までと一緒。どんな状況に置かれているかは選手が分かっている」。見返すには、ゴールしかない。「日本の特徴はパスワークだけど、相手のエリアに入っていれば、勝負して強引にシュートすることも絶対に必要。そういうプレーを出したい」。本能のままに足を振り抜くつもりだ。

 「親に迷惑を掛けたから、ドイツでは見せたい」。サッカーに打ち込んだ少年時代、そして02年日韓大会では肺動脈血栓塞栓(そくせん)症で代表から落選した時、支えてくれた感謝の思いは、W杯のピッチで見せる。「自分たちのやってきたことをブラジルにぶつけるだけ」。このままでは、終われない。可能性がある限り、高原はゴールを狙う。【西尾雅治】

[2006年6月22日9時53分 紙面から]


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